Construction of “go s go .b” was finished and opened this month.
go s go .b がこの3月末、いよいよオープンしました。go s goは吉祥寺にある美容室で、吉祥寺では3店舗目です。”go s go” はゴーズゴー、”.b” はドットビーと読みます。そして、”.b” (ビー)は、”bridge” 「橋」の頭文字の “b” です。
橋は、どこかとどこかを繋いでいく役割があり、それは人やモノや、希望、夢など、目に見えるものや見えないものだったり、それらの架け橋となるものです。
ゴーズゴーのオーナーさんがずっと温めてきた、そんな想いを形として実現すべく、今回バノラボが内装設計をさせていただきました。設備設計協力として建築設計mellhipsの上田さん、電気設計協力に櫻井さんに入っていただき、相談と検討をしながら進めていきました。
実際に造り、形にしていただく施工はクラフディンの大久保さん、武田さんにご担当していただきました。工期もたくさんは無く、着工から完成まで18日間という中、それでいてとても丁寧に、毎日打ち合わせをしていただきながら、進めてくださいました。お二人および、多くの職人さんの、施工にかける強い気持ちを感じる毎日で、感謝感謝の日々でした。
関わってくださった皆様、改めましてありがとうございました。
さて、ドットビー店に入っていきます。
ビー店に入る時には、天井ルーバーの大きなb(橋)がお出迎えし、橋と共に、今の自分自身が正面の鏡に映し出され、未来の自分へ、いざなわれていきます。鏡のあっちの世界に橋のたもとは降り立っていて、自分もそこを目指していくのです。
壁の一番高い部分に、室内ぐるりと張り巡らされた鏡は、世界に広がりをもたらせてくれると同時に、常に自分が変貌を遂げた先の世界を想像させてくれます。
小さなb(橋)である足元の家具も柔らかな曲線が多用され、連続感や、一体感、柔らかさを感じさせてくれます。この小さなbたちも、空間内から表の通りへの架け橋となる役割を持っています。
化粧室は全くの別世界となっていて、そこでリフレッシュされた気分は、また橋のある世界に戻る時、改めて新たな自分、新たな気持ちにさせてくれます。
さて、お帰りの際に大きな橋のもと、映し出された自分は、どんな自分に生まれ変わっているでしょうか。最後の橋である階段を降りていき、道に立った時、きっと何かが変わっているはず。そんな気持ちを繋いでくれる、渡してくれる、go s go .b は、そんな橋がある場所です。
工事終了まで、そして、オープンまで、そしてその後、その後の日々の営業まで、最大の情熱を傾け続けているオーナーの迫川さんと、ゴーズゴーのプロジェクトリーダーの小松さんには、頭が下がるばかりです。熱意を持ち続けプロジェクトに接し、もっとこうしたい、こうするのはどうか、と、この3ヶ月間常に対話がなされました。けっして細かいことを言うのではなく、空間のゾーニング(間取り分け、空間分け)や、素材選定等は完全にバノラボに任せていただき、バノラボは施工者であるクラフディンと相談し、それをまた小松さんと相談し、小松さんは大きな視点に立ち、その方向性を見ながらその場その場で決断しながら進めていきました。任せていただいたこと、そして大きな視点で相談に乗っていただきながら、スピード感を持って決めてくださったこと、常に大きく大きく捉えてくださっていたこと、辛抱強くプロジェクトに取り組んでくださったことに、改めましてこの場をお借りして感謝申し上げます。
特記なき写真©BanoLab
この記事へのコメントはありません。