とにかく石と会話します。石にだって役割があって、顔があって、表情だってある。わからなければ石に聞け、と。
そして、その「聞く」、ということ。石に聞いて、そしてお施主さん(の、特に親御さん)に、徹底的にお聞きしながら進めています。そうすることによって最初の計画から少しずつ少しずつ変化しながら、石や緑、土、その庭にある全てが生き生きとしてきます。
声なき素材、と思っていたその素材は、実はたくさんの声を聞かせてくれていることに気づきます。まあ、それはそうですよね。これから毎日、住まい手のお施主さんは、お庭にあるみんなを見て、お庭はお施主さんを見ているわけですから。
その時のことを想像してかしないでかは分かりませんが、職人さんたちは、一生懸命、石とお話しながら、何か会話をしているかのように想像させながら石を触り、動かしていきます。
元請けのやまひろさんのもとで外構工事をしてくださっている、一(はじめ)造園さんの職人のお二人、石とたくさん会話しながら進めてくださっています。
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