「毎日すごい忙しいけど、自宅に帰ると『ああ、自分の城に帰ってきたんだ』って思えるんですよ」
と、そのお施主さんはおっしゃいました。とてもお忙しくされていて、お会いしたのは、少し間が空いたのですが、だからこそそのお言葉は大変現実味が帯びていて、その状況がよく伝わってきたと同時に、建築家として大変嬉しく、この人のお住まいを設計させていただいて良かったな、と思える瞬間です。
以前、吉祥寺の中道通りの公式インスタグラムで竣工間近の御殿山の住宅を取り上げていただいたことがありました。
https://www.instagram.com/p/BuXs2hpgJF1/?igshid=h9w80ke9z9uh
年明けて2021年になれば、あれから約2年が経つことになります。時が経って「自分の城」になっていく、住まい手であるお施主さんと共に、そのお施主さんを日々待っているその建築は、きっと毎日喜びを分かち合い、嬉しがっているに違いない。
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