The house in Gotenyama we designed was posted on the website “KLASIC”.
建築家ポータルサイト『KLASIC』に、BanoLabが設計し2019年春に竣工した「御殿山の住宅(Glow House 23.7)」が取材を受け、掲載されました。KLASICさんから設計の意図していたこと、その過程など、かなり詳しく深掘りしていただきました。
お施主さんに全面的に設計を任せていただき、住宅に掛けるその想い、そして住宅そのものの今までの歴史や、これからの未来も、設計に盛り込み表現していったその経緯も詳しく、丁寧にテキストにしていただき感謝感謝です。
https://www.klasic.jp/construction/21329/
一つ一つの素材や性能ももちろん重要ですが、お施主さんが表現したいその世界観や、面積の大小には依らない空間のつながり、その空間は内部空間のみならず、外部とのつながり、外部も隣接地としての外部や、まちそのものとしての外部だったり、様々な内部と外部のつながりを、そのつながりも強弱を持たせながら、お施主さんに寄り添いながら表現することが、建築家としては最も重要だと普段から考えています。
その追求への完璧は目指せど、全ては叶えられず、もっとこうした方が良かったのでは、こういう表現もあったな、など今でも設計は頭の中では繰り返されています。
御殿山の住宅では、限られた45m2という延べ面積の中にも、過去の時間の変遷だったり、これからの時代の流れだったり、お施主さんが大好きな映画の世界観だったり、それら抽象的な要素も、現実的な空間の表現として表すことができたのでは無いかと思っています。
御殿山の住宅について再考ができたおかげで、これからの設計も、うまく表現できないような想いを、実際の空間として出現させていきたいと、改めて思うことができました。
よろしければ、ご覧になってみてください。
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